中山 雅茂
ナカヤマ マサシゲ NAKAYAMA Masashige 所 属 釧路校 職 名 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/06 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 小学校理科における水の沸騰の実験に関する教師の認識に関する一考察 |
執筆形態 | 共著第一著者 |
掲載誌名 | 科学教育研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 一般社団法人日本科学教育学会 |
巻・号・頁 | 43(2),180-186頁 |
担当範囲 | 第一著者として全体を執筆 |
著者・共著者 | ◎中山雅茂, 境智洋 |
概要 | 小学校理科4年の水の沸騰に関する実験の中でも,水が沸騰している状態での水の温度とその測定に関する内容を扱ったものである.この実験を行ったことがある教員111名の調査結果から,「水が沸騰する温度」の実験に関して次の3つの知見が得られた.
①実験で100±1℃を測定した経験のある教員は41名(36.9%)である. ②児童にとらえさせたい理想の値として100℃と考えている教員は108名(97.3%)と多い. ③実験で理想とする値にならない理由として「気圧,高度」「不純物,純水でない」を考える教員がそれぞれ32名(38.6%),27名(32.5%)いるのに対し,棒温度計の冷却効果を指摘したのは11名(9.9%)と少ない. 以上のことから,小学校教員の多くが棒温度計の冷却効果を知らずに実験を指導している状況にあると言える. |
researchmap用URL | https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssej/43/2/43_180/_article/-char/ja/ |