前田 賢次
マエダ ケンジ MAEDA Kenji 所 属 札幌校 職 名 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2006/03 |
形態種別 | その他 |
標題 | 実践分析を通じた授業づくりの指針と課題について |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 科研費報告書「北海道と大分県を中心とした魚附林の歴史と現況に関する環境・総合学習教材の開発」 |
巻・号・頁 | 87-99頁 |
概要 | 北海道の森と海の関係をテーマとする複数の教育実践の検証と分析をおこなった。自然科学の知見からのアプローチでは地域の生態系から,その地域の「漁師の植樹活動」を抽象する論理の点検が必要であること、社会科学的な住民運動からのアプローチでは歴史的因果関係として政治性を背景に,産業の構造転換を経てきたことを,地域の実態に即しつつ漁業者のおかれた状況としてとらえることが必要であること、統一的に自然科学的視点と社会科学的視点の結節点に環境教育を構想する上でのアプローチからは単純な加害・被害の構造ではとらえきれない,現代を生きる子どもたち自身や漁師自身が,消極的加害者たりえている事実を,漁師の立場と思いへの共感的把握を経てリアルにとらえ,葛藤しつつ,そこから将来像を展望することが求められることをそれぞれ導きだしつつ、三つの類型化から今後の教育実践構築の指標を整理した。 |