今在 慶一朗
  イマザイ ケイイチロウ   IMAZAI Kei-ichiro
   所  属   函館校
   職  名   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2009/02
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 長期的利得指標としての手続き的公正感:権威者評価、手続き的公正感、および集団志向的態度の関係
執筆形態 共著第一著者
掲載誌名 社会心理学研究
巻・号・頁 24(3),179-188頁
著者・共著者 今在慶一朗・今在景子
概要 本研究では、大学に勤める事務系職員を対象とする質問紙調査を行った。手続き的公正の集団価値モデルによれば、人々は手続きに携わる権威者との相互作用を通して集団に起因するアイデンティティを確認するため、権威者から公正な手続きを経験したと感じる者は集団への同一化が促進されるとされている。分析の結果、そうした効果が職場集団に対する期待によって変化しうるものであることが示唆された。すなわち、職場集団に対して長期的な利得を期待している者ほど権威者との相互作用から手続き的公正を感じやすいことが示された。これは手続きが長期的、安定的に利得を得られることの指標として機能していることを示唆している。