今在 慶一朗
  イマザイ ケイイチロウ   IMAZAI Kei-ichiro
   所  属   函館校
   職  名   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2005/09
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 認知療法に基づくセルフケアのためのソフトウェア開発
執筆形態 単著
掲載誌名 北海道教育大学紀要(教育科学編)
巻・号・頁 56(1),213-220頁
概要 認知療法を実施するための専用ソフトウェアを作成し、その効果について検討した。実験参加者は抑うつ感、不安、人間関係に関する質問紙に回答した後、二週間にわたって専用ソフトウェアを使った課題を行った。課題では、Burns(1980)による方法に基づいて、不快感情の自己評価、不快な経験に対する歪んだ認知の特定とその修正が行われた。さらに、実験参加者は課題終了後、はじめに行った質問紙と同様のものに再度回答した。課題開始前と終了後の回答を比較したところ、抑うつ感と不安が抑制されていることが確認され、また、課題を行うたびに不快感情が抑制されることが確認された。人間関係については明らかな変化は認められず、また、歪んだ認知の発生が抑制されることは確認されなかった。