板谷 厚
  イタヤ アツシ   ITAYA Atsushi
   所  属   旭川校
   職  名   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2015/11
形態種別 学術雑誌
招待論文 招待あり
標題 感覚と姿勢制御のフィードバックシステム
執筆形態 単著
掲載誌名 バイオメカニズム学会誌
出版社・発行元 バイオメカニズム学会
巻・号・頁 39(4),197-203頁
担当範囲 197-203
著者・共著者 板谷厚
概要 ヒトの姿勢制御にかかわる感覚入力は,主に視覚,前庭感覚および体性感覚の3つである.これらの感覚入力が中枢神 経系で統合され,姿勢制御に利用される.これらの感覚入力は感覚統合において平等ではなく,また,それぞれの感覚入力に対する重みづけには個人差がある.感覚入力の重みづけは環境,疾病や身体活動に応じて変化するとされる.これは感覚入力の再重みづけ仮説と呼ばれ,近年,研究が進められている.スポーツ活動の非日常性によって,姿勢制御における感覚入力の再重みづけが促されることが知られている.今後,感覚入力の再重みづけをスポーツトレーニングやリハビリテーションなどの臨床に応用することが期待される.