森 健一郎
  モリ ケンイチロウ   MORI Kenichiro
   所  属   教職大学院(釧)
   職  名   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2014/12
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 中学校第1学年の液体窒素に対する認識
執筆形態 単著
掲載誌名 釧路論集(北海道教育大学釧路校研究紀要)
出版社・発行元 北海道教育大学釧路校
巻・号・頁 46,113-121頁
概要 科学の基礎的・基本的な概念を身に付けさせるために,学習指導要領理科編では「エネルギー」,「粒子」などの枠組みが示されている。本研究では,単元の学習内容を構造化するための具体例として液体窒素の実験を取り上げ,その効果を検討し,より効果的な指導のあり方を提案した。公立中学校第1学年で,状態変化についての理解を深めることを目的として,液体窒素を用いた授業を実施した。授業後,各自に授業の振り返りを記述してもらい,その文章をテキストマイニングの手法で分析した。その結果,実験に用いた素材に関する語や,感覚や行為に関する語が相対的に多く見られ,状態変化や粒子に関する記述は相対的に少なかった。これらのことから,液体窒素を用いた授業で状態変化についての理解を深めるためには,事前または事後学習を計画的に組み合わせ,注目する視点を明らかにする必要性があることが示唆された。
ISSN 0287-8216