田口 哲
  タグチ サトシ   TAGUCHI Satoshi
   所  属   札幌校
   職  名   学長
言語種別 英語
発行・発表の年月 1994/07
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 Reduced CO2 on polycrystalline Pd and Pt electrodes in neutral solution: Electrochemical and in situ FTIR studies.
執筆形態 単著
掲載誌名 Journal of Electroanalytical Chemistry
出版社・発行元 Elsevier
巻・号・頁 372(1-2),pp.161-169
著者・共著者 S. Taguchi, A. Aramata, and M. Enyo
概要 還元型CO2がPd上でCO2から形成されることが判明し,この反応の特性を,アノーディックストリッピングボルタンメトリー (ASV),その場フーリエ変換赤外反射吸収分光法(in situ FTIRAS)およびターフェルプロットにより,室温でのリン酸緩衝溶液 (pH 6.4) 中の Pt 上のその反応との比較において研究した。PdおよびPt上での還元型CO2形成の最も正の電位は,各々0.05 Vおよび 0.3 V(対 RHE) であることが見出された。還元型CO2は,in situ FTIRASによって両方の電極上で吸着COとし帰属された。吸着モードは,Pd 上では架橋および三点架橋COであったが,Pt上では直線状COが見出された。 Pt上の負電位における還元型CO2の吸着力はPd上の還元型CO2の吸着力よりも高かった。これは,還元型CO2が,Pt上のCO2の電気化学的還元に対して触媒自己被毒種として作用するが, Pd上では部分的にはのCO2還元の中間体になることを示唆した。
DOI http://dx.doi.org/10.1016/0022-0728(93)03287-Y