田口 哲
  タグチ サトシ   TAGUCHI Satoshi
   所  属   札幌校
   職  名   学長
言語種別 英語
発行・発表の年月 2007/05
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 Electrochemical reduction of nitrate on Pt(S)[n(111)x(111)] electrodes in perchloric acid solution.
執筆形態 共著第一著者
掲載誌名 Electrochimica Acta
出版社・発行元 Elsevier, The International Society of Electrochemistry (ISE)
巻・号・頁 52(19),pp.6023-6033
著者・共著者 Satoshi Taguchi and Juan M. Feliu
概要 硝酸イオンの電気化学的還元が,Pt(111)および [n(111)×(111)] 階段状Pt表面上でサイクリックボルタンメトリーによって研究された。ここで,n (=14,10,7,6,5,4,3,2) は,0.1 M HClO4 + 10 mM KNO3におけるテラス原子の数である。電極触媒による硝酸塩還元は,水素吸着領域のPt(111)上ではほとんど進行しないが,電極触媒活性はステップ密度の増加とともに向上することがわかった。硝酸イオン還元の不活化は,(111)ステップ部位に吸着された水素または硝酸塩由来の還元された吸着種,つまり吸着NOの存在下で観察された。したがって,電極触媒的に活性なNO3-種は(111)テラス上には吸着せず,(111)単原子ステップに吸着すると結論付けられた。硝酸塩還元電流は,ステップ密度とともに非線形関係で増加した。電極触媒による硝酸塩還元波のピーク電位に対応する0.21 V(RHE)での全電流密度は,n=2で最大となるが,それは,短いテラス,すなわちn<5で急激に増加した。ここで,Hntと名付けられた相対的に狭い(1×1)テラスを有するPt階段状表面上の吸着水素の電流波も,硝酸塩の非存在下の0.1 M HClO4中で記録されたボルタモグラム上においてn<5でまた観測された。
DOI http://dx.doi.org/10.1016/j.electacta.2007.03.057