田口 哲
タグチ サトシ TAGUCHI Satoshi 所 属 札幌校 職 名 学長 |
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言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 1995/04 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | Effect of adsorbed CO on hydrogen ionization and CO oxidation reactions at Pt single crystal electrodes in acidic solution. |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Journal of Electroanalytical Chemistry |
出版社・発行元 | Elsevier |
巻・号・頁 | 386(1-2),pp.197-206 |
著者・共著者 | H. Kita, H. Naohara, T. Nakato, S. Taguchi, and A. Aramata |
概要 | 一酸化炭素を3つの低指数面Pt単結晶電極に吸着させ,一酸化炭素で覆われた電極上の水素のイオン化と溶存一酸化炭素の酸化反応を酸性溶液中で調べた。可逆水素電極に対して50 mVで吸着させた一酸化炭素の酸化波には 2つのピークがあった;約 0.5 Vの小さなプレピーク,そして約0.7 Vのメイン酸化ピークである。フーリエ変換赤外分光法による測定と吸着一酸化炭素のサイトあたりの電子数は,これらの酸化ピークを直線型CO種と架橋型CO種に独立して割り当てることができないことを示した。これらのピークは,吸着CO間の速度論的安定性の違いを反映している。プレピークCO(COⅠ(a))の脱離により,水素イオン化反応と溶存CO酸化反応の両方が開始され,拡散限界値に近い値になった。これらの反応には,非常に少数のフリーサイトのみが必要であったが,それは、速度論的に不安定な CO1(a)を除去することによって提供された。COⅠ(a)は,0.4 Vで吸着されたCOには存在しなかった。COで覆われた電極上の溶存CO酸化のボルタモグラムにより,他の2つの吸着状態,COⅡ(a) および COⅢ(a) の存在が明らかになった。ここで,COⅡ(a) は最も安定であり,吸着CO の酸化波のメインピークを与えた。CO Ⅲ(a) は実験条件に非常に敏感で,溶存 CO の酸化に現れるこぶの原因であった。 |
DOI | http://dx.doi.org/10.1016/0022-0728(94)03813-I |