田口 哲
  タグチ サトシ   TAGUCHI Satoshi
   所  属   札幌校
   職  名   学長
言語種別 英語
発行・発表の年月 2001/03
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 The underpotential deposition of Zinc ions at Pt(111) in Alkaline Solution: Effect of Hydroxyl Species.
執筆形態 共著
掲載誌名 Electrochimica Acta
出版社・発行元 Elsevier, The International Society of Electrochemistry (ISE)
巻・号・頁 46(12),pp.1773-1781
著者・共著者 K. Igarashi, A. Aramata and S. Taguchi
概要 Pt(111)のCV特性が,掃引速度,ZnO22-濃度およびpHの変化から研究された。Zn upd形成/脱離メカニズムを核生成成長メカニズムの観点から分析し議論された。ZnO22-およびOH-の濃度変化に伴うupdピーク電位の変化は 60 mV/log[ZnO22-] および-180 mV/pHであった。前者の値は,見かけの電子移動数na=1を与える。 Pt(111)上のOH-吸着/脱着ピークは,掃引速度とは無関係に,-60 mV/pH でシフトし,CVピーク幅は90mVであった。これらの結果は,反応OH-=OHads+e-がラングミュア吸着機構に従って起こることを示している。Zn updとOH-吸着/脱着プロセスの異なるpH依存性は,アルカリ溶液中での電極反応ZnO22-+2H2O+2e-=Zn+4OH-がPt(111)のupdに関与していることを示唆している。ZnO22-updプロセスについての値 na=1 は,2電子移動の観点から議論できる。つまり,Zn2+ は、真の電子移動数n=2でPt(111)でZnO状態に還元され,誘導されたOH-吸着は,酸化プロセスによって Pt(111)のupd Zn上にOHadsとして起こる。全体的な updプロセスは,ZnO22-+2H2O+e-=Pt(111)OH|Zn|3OH-と表現される。
DOI http://dx.doi.org/10.1016/S0013-4686(00)00724-6