吉野 巌
  ヨシノ イワオ   YOSHINO Iwao
   所  属   札幌校
   職  名   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2021/03
形態種別 学術雑誌
招待論文 招待あり
標題 調認知過程のモデル:記号処理モデルとコネクショニストモデル,構造・機能モデルと出現頻度モデルなどの比較
執筆形態 単著
掲載誌名 音楽知覚認知研究
掲載区分国内
巻・号・頁 26(2),81-100頁
総ページ数 20
著者・共著者 吉野巌
概要 メロディ認知における調認知過程のモデルについて概観・解説する。まず,調性それ自体や調認知モデルを構築することの意味について確認した後,記号処理モデルかコネクショニストモデルか、構造・機能モデルか出現頻度モデルか,時系列情報を利用するかどうかなど,調認知モデルのいくつかの分類について述べる。次に,代表的な調認知モデルとして,いくつかの記号処理モデル、出現頻度モデル,コネクショニストモデルの基本的な仕組みとシミュレーションについて概観する。各モデルに関して,処理の漸進性,和声的処理の位置づけ,西洋音楽以外の音楽への応用可能性,記号的処理あるいはコネクショニスト的処理としての長所や特徴,について比較検討することにより,調認知モデルのあるべき姿について議論する。