紀藤 典夫
  キトウ ノリオ   KITO Norio
   所  属   函館校
   職  名   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2017/01
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 降下テフラが植生に与える影響と長期的な回復過程ー完新世中期の十和田中掫テフラの例ー
執筆形態 共著第一著者
掲載誌名 植生史研究
掲載区分国内
出版社・発行元 日本植生史学会
巻・号・頁 26(1),15-26頁
担当範囲 全体にわたって執筆
著者・共著者 紀藤典夫・大槻隼也・辻誠一郎・辻圭子
概要 青森県八甲田山の田代湿原堆積物に挟在する十和田中掫テフラ(約6000cal yr BP)の上下の泥炭層を,10年オーダーの時間分解能で花粉分析し,テフラ降下前の植生と降下後の植生変化を解明した.テフラ降下前には,ブナを主とする安定した森林が形成されていたが,テフラ降下後,一時的に多くの樹種が現象したが,コナラ属は著しい増加を見せ,ついで急減した.ブナは著しい現象ののち,長期間にわたり緩やかに増加した.これらの違いは,樹種のテフラ降下後の変化への耐性の違いと考察した.