高橋 修
タカハシ オサム TAKAHASHI Osamu 所 属 函館校 職 名 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1993/12 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | ヘルマン・ヘッセと第1次世界大戦――芸術家の政治的使命の進化論的定位 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 北海道大学独語独文学科研究年報 |
出版社・発行元 | 北海道大学ドイツ語学・文学研究会 |
巻・号・頁 | (20),103-117頁 |
概要 | 第1次世界大戦期はヘッセにとって重大な転換期であるが、それに際してのヘッセの態度に関しては「あえて内面へと逃避する決心を固めた」といった枠組みで説明されることが多い。本論では、『デーミアン』等で重要な意味を持つ進化論的な言説がヘッセの歴史観の転換を意味していることを明らかにし、逃避ではなく、むしろ政治的な使命感をも持ちつつ、ヘッセが内面の探求へと向かって行った事情に光を当てた。 |