高橋 修
タカハシ オサム TAKAHASHI Osamu 所 属 函館校 職 名 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2000/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 内なる聖域への旅――ヘッセの『秋の徒歩旅行』をめぐって |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 人文論究 |
出版社・発行元 | 北海道教育大学函館人文学会 |
巻・号・頁 | (69),11-21頁 |
概要 | 1905年秋に書かれた短篇『秋の徒歩旅行』は、傷心の旅人が郷愁の思いを抱きつつ思いでの地を目指すという、孤独者の哀愁を基調とした作品である。しかしそこには「単なる感傷」として切り捨てることのできない、当時の作者の精神的苦境を暗示する深い哀感が漂っている。本論文では、この作品の秘める内面探求の本質について考察し、そこにその後彼が歩む道程が暗示的に包含されていることを示した。 |