| 村上 健太郎 ムラカミ ケンタロウ MURAKAMI Kentarou 所 属 函館校 職 名 准教授 | |
| 発表年月日 | 2021/12 | 
| 発表テーマ | 稀少な着生シダ類ビロードシダ(Pyrrosia linearifolia)のハードスケープにおける生育特性 | 
| 会議名 | 2021年度環境情報科学センター研究発表大会 | 
| 主催者 | 環境情報科学センター | 
| 発表区分 | 学会発表 | 
| 発表形式 | その他 | 
| 単独共同区分 | 単独 | 
| 開催地名 | 東京(オンライン開催) | 
| 開催期間 | 2021/12/06~2021/12/12 | 
| 種別 | 国際的又は全国的規模 | 
| 発表者・共同発表者 | 村上健太郎 | 
| 概要 | 本研究では稀少な樹幹着生シダ類ビロードシダ(Pyrrosia linearifolia)が石積みを含めた壁で生育できるかを調査した。その結果,全国3 地点計14 箇所の壁で本種の群落の成立を確認した。本種が記録された壁の多くは垂直に近く,他の着生シダ類も確認された。確認された壁は天然石による石積み壁と平滑なコンクリート・モルタルが7 箇所ずつ(50.0%)であった。斜面方位は有意に偏っており(Rayleigh 検定p<0.01),北面から東面に集中していた。本種以外の稀少な着生シダ類がどれだけハードスケープに生育できるのかは未知であり,ビロードシダの生態についても研究の余地があるものの,今後,着生シダ類の保全にハードスケープを活用できる可能性があると考えられた。 |