村上 健太郎
ムラカミ ケンタロウ MURAKAMI Kentarou 所 属 函館校 職 名 准教授 |
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発表年月日 | 2023/09 |
発表テーマ | 北海道南部海岸付近の擁壁に成立した海崖植物群落の生育立地特性 |
会議名 | 第54回日本緑化工学会大会 |
主催者 | 日本緑化工学会 |
発表区分 | 学会発表 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 新潟 |
種別 | 国際的又は全国的規模 |
発表者・共同発表者 | 村上健太郎・畑田昂大・佐藤斗満 |
概要 | 市街地の擁壁を,海崖植物の生育地として活用できる可能性とその条件について検討した。北海道南部(松前町・室蘭市)の海岸近くの擁壁調査から,ラセイタソウ,キリンソウをはじめとした海崖植物群落の成立を確認した。各種の在/不在を目的変数とし, 海崖からの距離(DC)を説明変数とした単変量ロジスティック回帰分析の結果, ラセイタソウ,ハマオトコヨモギ,ハマボッスの 3 種で有意であった(p <0.05)。即ち,これらの 3 種はDC が増加するとともに出現確率が低下した。海崖近くにある 擁壁は海崖植物の代替生育地になり得ることが示唆された。ただし,近傍の海崖に生育するコハマギク等の稀少種は,道路際の路面間隙には生育しているものの,擁壁には記録されなかった。海崖種が人造硬質構造物に生育する確率は路面間隙などの水平的な構造のほうが可能性が高いかもしれない。 |