小倉 晃布
オグラ アキノブ OGURA Akinobu 所 属 岩見沢校 職 名 准教授 |
|
発表年月日 | 2021/09 |
発表テーマ | 器械運動における学習者の受動的キネステーゼの顕現化を促す学習ツールの検討 |
会議名 | 第71回日本体育・スポーツ・健康学会 |
主催者 | 一般社団法人 日本体育・スポーツ・健康学会 |
発表区分 | 学会発表 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 単独 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 筑波大学(オンライン開催) |
開催期間 | 2021/09/07~2021/09/09 |
種別 | 国際的又は全国的規模 |
発表者・共同発表者 | 小倉晃布 |
概要 | 一般に、あるスポーツ運動を上手にできる者はその運動を教えることもできると考えられている。しかし実際は、運動技能に長けた者でも初心者や運動の苦手な人に教えようとする場合に「どのように教えればいいのかわからない」という問題に直面することが少なくない。この理由には、フッサールの発生的現象学における「能動的キネステーゼ」と「受動的キネステーゼ」が深く関わっている。運動が上手にできる者にとってはその運動を実施する際のコツやカンなどの動く感じ(キネステーゼ)は、そのほとんどが意識に上らない受動的キネステーゼとして処理されていることが多い。ところが、運動熟練者が明確に意識していない、いわば”あたりまえの感覚”として機能している受動的キネステーゼこそが、初心者にとっては重要なコツとなることが少なくない。そのため、指導者をめざそうとする者(学生)にとってはその運動を巧みに実施できるだけでなく、また、自らが現時点で明確に意識できるコツ(能動的キネステーゼ)のみでなく、そのコツを支える受動的キネステーゼを分析し、能動的に把捉することが求められる。 |