安井 智恵
  ヤスイ トモエ   YASUI Tomoe
   所  属   教職大学院(釧)
   職  名   准教授
発表年月日 2023/09
発表テーマ 小中一貫コミュニティ・スクール浦幌学園における「うらほろスタイル」の取組
会議名 日本学習社会学会第20回大会
主催者 日本学習社会学会
発表区分 学会発表
発表形式 シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
単独共同区分 単独
国名 日本
開催地名 釧路公立大学
開催期間 2023/09/02~2023/09/03
種別 国際的又は全国的規模
発表者・共同発表者 安井智恵
概要 公開シンポジウム「小中連携、一貫教育と地域の役割―人口減少社会における義務教育の役割を考える―」
 
 北海道では、2023(令和5)年5月現在、義務教育学校が20市町村で24校設置されている。小中一貫型小学校・中学校は27市町村で52中学校区、128校(中学校52校、小学校76校)で導入されており、近年小中一貫教育は増加している。
 本稿では、北海道十勝郡浦幌町の小中一貫コミュニティ・スクール浦幌学園の学校と地域が連携・協働した先進的な「うらほろスタイル」の取組について取り上げる。浦幌町教育委員会では、2015(平成27)年4月、「うらほろスタイル」における学校・地域の連携・協働における取り組みを持続可能なものにするため、町内のすべての小中学校に小中一貫コミュニティ・スクール(浦幌学園・上浦幌学園)を導入した。特に「社会に開かれた教育課程」の実現を図るため、保護者や地域の人々を巻き込んだカリキュラム・マネジメントを確立し、9年間を見通した教育課程の編成・実施、幼・保・小・中合同研修会の実施、ジョイント教室や乗り入れ授業などを実践している。
 浦幌学園では「うらほろスタイル教育」を生活科・総合的な学習の時間に位置づけ、教科横断的な視点を持ちながら、学園の教育目標を意識した学習内容を配列し、9年間を通したカリキュラム・マネジメントを実施している。「うらほろスタイル教育」の具体的な取組について紹介した。