小倉 晃布
オグラ アキノブ OGURA Akinobu 所 属 岩見沢校 職 名 准教授 |
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発表年月日 | 2022/06 |
発表テーマ | 教員志望学生の運動の技術認識に関する問題性-マット運動における側方倒立回転を事例として- |
会議名 | 日本体育科教育学会 第27回大会 |
主催者 | 日本体育科教育学会 |
発表区分 | 学会発表 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 北海道教育大学札幌校 |
開催期間 | 2022/06/25~2022/06/26 |
種別 | 国際的又は全国的規模 |
発表者・共同発表者 | 小倉晃布 |
概要 | 日々の体育授業では,教師が「こんな感じでやってごらん」や「ここを意識して」というように,その運動の“コツ”というものを児童生徒に伝える場面がよく見られる.このような動きの感じの伝達は,必ずではないにしても児童生徒の運動習得に効果的な側面をもつことは周知の通りである.しかし,ときには「自分はこうやっている」という教える側の思い込みにより,その運動の技術(コツ)が正しく認識されておらず,その誤った技術認識に基づくコツが児童生徒への指導内容になってしまうという問題性も懸念される.さらにこのような問題は,運動技能に長けており一般的な体育教材の運動であれば難なく遂行できるような者(熟練者)に多いと考えられる.教師あるいは教師を目指す者が正しい運動技術の認識をもつためには,たとえその運動を容易にできるとしても「教えるために覚え直す」(金子,2005)体験が不可欠である.本研究は,ある1名の教員志望学生がマット運動の側方倒立回転を「自分はこうやっている」という思い込みから,正しい運動技術の認識をもつまでの事例を取り上げ,その過程において教員養成を担う研究者(筆者)がどのような介入を施したのかを考察する. |