浅山 慧
  アサヤマ アキラ   ASAYAMA Akira
   所  属   札幌校
   職  名   講師
発表年月日 2023/09
発表テーマ 時間的ランドマークは現在自己と未来自己間のつながりを弱めるのか――学業領域における理想自己と義務自己を比較して――
会議名 日本心理学会第87回大会
主催者 日本心理学会
発表区分 学会発表
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
国名 日本
開催地名 兵庫
開催期間 2023/09/15~2023/09/17
種別 国際的又は全国的規模
発表者・共同発表者 湯 立, 海沼 亮, 長峯 聖人, 浅山 慧, 三和 秀平, 外山 美樹
概要 時間的ランドマーク(temporal landmark)とは,平凡な日常生活における際立つイベントである。これまでの時間的ランドマークの研究は,認知心理学,健康心理学や消費者心理学の領域で行われており,時間的ランドマークの経験あるいは予期が,望ましい未来自己への追求を促進することが示されている。そのメカニズムとして,過去自己あるいは未来自己と現在自己の間を介在する時間的ランドマークが,時点における自己の間のつながりを弱め,時点における自己間の対比が生じることで,目標追求への動機づけが促進されると考えられている。一方で,時間的ランドマークの効果は,過去や未来自己の性質によって異なるという指摘もある。本研究の目的は,学業領域の自己評価において,理想自己と同様に,義務自己への追求においても時間的ランドマークの効果がみられるかどうかを検討することである。オンライン質問紙実験の結果(n=244), 義務自己条件では,時間的ランドマークの効果がみられず,理想自己条件では,先行研究と異なる結果が示された。その理由として,目標の性質や文化による影響が考えられるが,今後さらなる検討が必要である。
researchmap用URL https://doi.org/10.4992/pacjpa.87.0_1D-002-PB