小倉 晃布
  オグラ アキノブ   OGURA Akinobu
   所  属   岩見沢校
   職  名   准教授
発表年月日 2025/03
発表テーマ ゴール型ボールゲームおけるパスによる鬼遊びが児童の戦術能力の変化に及ぼす影響
会議名 日本コーチング学会 第36学会大会
主催者 日本コーチング学会
発表区分 学会発表
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
国名 日本
開催地名 つくば市
開催期間 2025/03/06~2025/03/07
種別 国際的又は全国的規模
発表者・共同発表者 奥田知靖,安部久貴,小倉晃布,志手典之
概要 ボールゲームでは,小学校年代において専門種目の戦術能力の育成に先立ち,一般的な戦術能力の獲得の必要性が指摘されることがある.本研究では,ゴール型ボールゲームの練習方法の一つであるパスによる鬼遊びが児童の一般的戦術能力の変化に及ぼす影響を検討した.【方法】小学校4 年生児童(2 校)を対象とし,鬼遊び介入前後で調査を実施した.調査は3対3 のボールゲームを実施し,攻撃回数,パス回数および成功率,ボール保持時間,パス方向および距離,パスカット数,シュート数および成功数等を記録した.鬼遊びの介入は,3 人組の児童がパスを回し1 名の逃げる児童をタッチする内容であり,体育授業の冒頭の5 分程度で約1 か月間実施した.【結果・考察】介入校においては,介入前後でチームの攻撃回数が減少し,パス回数およびパス成功数増加した.またシュート本数やシュート成功数には顕著な変化は見られなかったが,防御の際にはパスカットが増加した.統制校では,パス回数が増加したもののパス成功数が減少した.これらの結果から,パスによる鬼遊びの介入によって,ボールゲームのパスによるボールキープの能力について変化する可能性が考えられた.