吉田 安規良
ヨシダ アキラ YOSHIDA Akira 所 属 札幌校 職 名 教授 |
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発表年月日 | 2016/03 |
発表テーマ | 小学校教員志望学生のグラフ描画能力—溶解度曲線を例に |
会議名 | 日本化学会第96春季年会 |
主催者 | 日本化学会 |
発表区分 | 学会発表 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
国名 | 日本 |
開催期間 | 2016/03~2016/03 |
種別 | 国際的又は全国的規模 |
発表者・共同発表者 | 吉田 安規良 |
概要 | 平成27年の全国学力・学習状況調査の小学校理科の結果から,グラフを基に温度の変化に伴う溶質の析出量の変化を考察・分析することに課題があることが指摘されている。この問題を解決できる教員を養成するため,小学校教員志望学生の溶解度曲線の作成能力を調べた。
グラフ作成能力の評価の観点は,(1)方眼紙の使い方(余白使用の有無),(2)軸線記入の有無、(3)縦軸・横軸が示すものの記入の有無,(4)目盛りの有無(目盛り線の有無は問わない),(5)データをプロットしているか,(6)プロットした点を結ぶ線の書き方の6点とした。 対象は2015年度の「理科教育研究」の受講学生106人である。溶解度に関するいくつかの実験を行った後,宿題としてAlK(SO4)2•12H2O,H3BO3,NaClの各水温における溶解度を調べさせ、その結果を用いて溶解度曲線を作成させた。宿題を提出した101人のうち,全ての観点で及第点に到達できたのは17人だった。観点別では,(1)や(6)に問題のある学生が多かった。 |