浅山 慧
アサヤマ アキラ ASAYAMA Akira 所 属 札幌校 職 名 講師 |
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発表年月日 | 2021/09 |
発表テーマ | 自己連続性の機能に対する自己連続性の捉え方の調整効果の検討――精神的健康,自己形成との関連―― |
会議名 | 日本心理学会第85回大会 |
主催者 | 日本心理学会 |
発表区分 | 学会発表 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
国名 | 日本 |
開催地名 | オンライン |
開催期間 | 2021/09/01~2021/09/08 |
種別 | 国際的又は全国的規模 |
発表者・共同発表者 | 浅山 慧, 外山 美樹 |
概要 | 自己連続性は,自己が経時的に同一の存在としてつながっているという感覚を意味する概念である。自己連続性には,自己の安定性と物語性という2つの観点による捉え方があるが,捉え方によって自己連続性の機能がどのように異なるかはまだ明らかになっていない。そこで本研究では,自己連続性と他の変数(精神的健康,自己形成)との関連が,自己連続性の捉え方によってどのように異なるのかを検討することを目的とした。大学生200名を対象にweb調査を実施し,精神的健康(人生満足度,不安・抑うつ)と自己形成(自己概念の明確性,過去受容,継時的比較志向性)を従属変数とし,自己連続性(High,Low)とその捉え方(安定性,物語性)の交互作用を検討した。その結果,不安・抑うつを従属変数とした場合に交互作用に一定の効果が認められた。具体的には,自己連続性を自己の物語性の観点から捉えた場合には不安・抑うつとの間に負の関連が示されたが,自己の安定性の観点から捉えた場合には関連が見られなかった。この結果から,自己連続性の機能は,自己の安定性と物語性のどちらに基づくものかで異なることが示唆された。 |
researchmap用URL | https://doi.org/10.4992/pacjpa.85.0_PB-015 |