福江 良純
フクエ ヨシズミ FUKUE Yoshizumi 所 属 釧路校 職 名 教授 |
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発表年月日 | 2014/05 |
発表テーマ | 橋本平八≪裸形少年像≫の鑿痕をめぐって |
会議名 | 第67回美術史学会全国大会 |
主催者 | 美術史学会 |
発表区分 | 学会発表 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 早稲田大学 |
種別 | 国際的又は全国的規模 |
概要 | 橋本平八には、作者の人物像と作品の構造との境界を曖昧にした評論が付きまとい、作品の評論上には「精神性」というバイアスが形成されてきた。本間正義は、橋本の制作態度を「木のアニミズム」という霊性観念をもって評し、橋本を近代の彫刻史から乖離してしまう。このような現状に鑑み、発表者は橋本平八の≪裸形少年像≫の実見調査を行い、本間の見解が意図的な制作技術と偶発的な事態との混同によるものであり、故本間正義氏によって作り上げられた円空との一系列化が虚妄であることを立証した。 |