齋藤 幸子
サイトウ サチコ SAITO Sachiko 所 属 旭川校 職 名 教授 |
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発表年月日 | 2009/06 |
発表テーマ | 実K3曲面のモジュライ空間 |
会議名 | 熊本大学大学院自然科学研究科 (集中講義) |
発表区分 | 講演 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
招待講演 | 招待講演 |
開催地名 | 熊本大学大学院自然科学研究科 |
種別 | 国際的又は全国的規模 |
概要 | 実6次曲線や実4次曲面の位相を問う問題は,ヒルベルト第16問題の主要部分であった.Kharlamovは,K3曲面の複素構造の変形と,周期写像に対する局所トレリ定理を用いて,いくつかの位相型の実4次曲面の存在を証明し(1976),実4次曲面の位相的分類を完成した.その後,Nikulinは,K3曲面に対する大域的トレリ定理を用いて,射影的実K3曲面の大域的モジュライ空間の連結成分と,対合をもつ格子の同型類が,1対1に対応することを証明した(1979).この講義では,このNikulinの仕事とその意義を中心に解説する. |
その他参考事項 | (大学院集中講義)理学特別講義B15 {http://www.sci.kumamoto-u.ac.jp/math/lecture/2009/lecture2009.html} |