宮原 順寛
ミヤハラ ノリヒロ MIYAHARA Norihiro 所 属 学校臨床心理専攻 職 名 准教授 |
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発表年月日 | 2021/09 |
発表テーマ | エピソードで語る教育臨床研究の倫理に関する問題群――授業研究と現職社会人院生指導の現場から |
会議名 | 日本教育方法学会 第57回大会 課題研究Ⅲ「教育実践研究における研究倫理――教育方法学研究の臨床性」 |
主催者 | 日本教育方法学会 |
発表区分 | 学会発表 |
発表形式 | シンポジウム・ワークショップ パネル(指名) |
単独共同区分 | 単独 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 宮城教育大学(Zoom開催) |
開催期間 | 2021/09/25~2021/09/26 |
種別 | 国際的又は全国的規模 |
発表者・共同発表者 | 宮原順寛 |
概要 | この提案における「倫理」観について伊藤亜紗(2020)や佐藤岳詩(2021)に基づきながら示した後に、以下のような授業研究等の倫理の問題群についてエピソードを交えて検討した。(1)授業研究の検討会における外部研究者の発言の在り方の倫理、(2)実践家や院生の省察を研究者が肩代わりしていると見られてしまうことと共同分析の伝統、(3)「そこに居る」という授業研究者の在り方と愛別離苦 及び 「成果物」の公表、(4)蝙蝠問題――複数の研究団体に同時に参加することの豊穣と困難、(5)入力と出力の間が短い右肩上がりの成長論に流されていることへの臨床の場からの批判、(6)遠隔地で録画録音された資料に基づく授業研究者の身体性の拡張と限界、(7)臨床心理士は緊急時に即応する者であり、授業研究者は学校の日常を報せる者である。 |