川端 美穂
カワバタ ミホ KAWABATA Miho 所 属 旭川校 職 名 教授 |
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発表年月日 | 2024/12 |
発表テーマ | 保育の記録とリフレクション |
会議名 | 札幌市私立保育連盟東区会研修 |
主催者 | 札幌市私立保育連盟 |
発表区分 | 講演 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 札幌市(かでる2・7北海道道民センター) |
開催期間 | 2024/12/10~2024/12/10 |
種別 | 地方的規模 |
発表者・共同発表者 | 谷島直樹(学校法人 清明学園 幼保連携型認定こども園 おかだまのもり 園長) |
概要 | 乳幼児期の教育とケアをめぐっては、教育と福祉の両面から保育現場に求められる要望の範囲は拡大し、かつ重くなり、「保育者の専門性」、「保育の質」にまつわる言説のもとで「よいよい」実践が問われ、 保育者の職能開発が求められている。しかし、幼児教育・保育は、その仕事の包括性、複雑性や不確実性ゆえに、専門的知識を明確にするのは容易ではない。また、価値観が多様化する現代にあっては、「よりよい」とは何なのか「何に向かって教育するのか」という普遍的な価値を保育学、教育学の基礎に置くことも困難である。現場の保育者たちは、そうした危うい実践を「よりよい」ものにするために、どのように実践知を蓄積しているのか。ここでは多様な保育の記録のタイプとそれらを支えてきた保育思想を概観しながら、日常の記録をいかに本質を観取する「リフレクション」につなげていくかについて解説した。参加者との対話を通して、『正しい』考え方、理解の共有というよりも、仲間とともに「問い」を立て続けるようなイメージ、その繰り返しのなかで次第に「問い」のほうの質が深まっているような、記録・記述の大切さを確認した。 |