宮原 順寛
ミヤハラ ノリヒロ MIYAHARA Norihiro 所 属 学校臨床心理専攻 職 名 准教授 |
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発表年月日 | 2023/10 |
発表テーマ | 静止画像を用いた現象学的教育学に基づく授業研究モデルの開発 |
会議名 | 日本臨床教育学会 第13回研究大会 |
主催者 | 日本臨床教育学会 |
発表区分 | 学会発表 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 札幌学院大学 新札幌キャンパス |
開催期間 | 2023/10/28~2023/10/29 |
種別 | 国際的又は全国的規模 |
概要 | 本発表を含む大きな研究構造の研究目的は、教師や授業研究者が日常の教育実践から驚きを伴って学び続けることができるような授業研究モデルを開発することである。
本発表では、現象学的教育学の今日的な展開や映像を用いた授業研究の歴史を踏まえながら、観察者と客観性についての科学史の研究成果を整理し、発表者自身の実践との関わりの事例を示しながら、授業研究の在り方について検討を行った。 この研究から以下のような知見を得た。すなわち、静止画像の提供は、単に客観的な事実を提示しているのではなくて、その観察者が背負っているパラダイムに基づく解釈と判断を伴った専門的知見の提示である。授業を撮影した動画を見れば、授業者の授業観だけではなくて、撮影者の授業観が垣間見られる。これと同じように、静止画像による授業分析を見れば、授業者の授業観だけではなくて、静止画像の撮影分析者の授業観が炙り出される。だからこそ、現象学的教育学に基づいた静止画像の分析提示が教職の専門性の共有につながる。 |