浅山 慧
アサヤマ アキラ ASAYAMA Akira 所 属 札幌校 職 名 講師 |
|
発表年月日 | 2024/09 |
発表テーマ | 心的対比は困難な目標の追求を促進させるのか?――文化に根づいた困難についての信念に焦点を当てて―― |
会議名 | 日本心理学会第88回大会 |
主催者 | 日本心理学会 |
発表区分 | 学会発表 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 熊本 |
開催期間 | 2024/09/06~2024/09/08 |
種別 | 国際的又は全国的規模 |
発表者・共同発表者 | 外山 美樹, 長峯 聖人, 湯 立, 浅山 慧, 海沼 亮 |
概要 | 心的対比とは,何らかの目標に対して,その目標が達成されることで生じるポジティブな結果と,目標遂行や達成を妨害するであろう要因を思い浮かべることで,望ましい将来と現実を対比させることである(Oettingen et al., 2001)。西洋人を対象にした研究では,心的対比を行うと,目標の達成可能性が高い簡単な目標では目標追求が強まる一方で,目標の達成可能性が低い困難な目標では目標追求が弱まることが示されている(Oettingen et al., 2012, 2014)。本研究では,自己の否定的で改善可能な側面を修正するために努力するよう動機づけられている日本人(Heine et al., 2001)は,困難に対する捉え方が西洋人とは異なるため,目標の達成可能性が低い困難な目標において心的対比を用いると,目標追求が促進されるという仮説を検証した。対象者は日本人406名,アメリカ人400名であった。本研究より,日本人の場合,困難な目標に直面した際に心的対比を用いることで,目標追求が促進されることが示された。 |