福江 良純
フクエ ヨシズミ FUKUE Yoshizumi 所 属 釧路校 職 名 教授 |
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発表年月日 | 2017/08 |
発表テーマ | 遥かなる絶頂 -石井鶴三と信州の山々- |
会議名 | 第59回菅平夏季大学 |
主催者 | 小県上田教育会 |
発表区分 | 講演 |
発表形式 | 口頭(招待・特別) |
単独共同区分 | 単独 |
種別 | 地方的規模 |
概要 | 山との出会いに端を発した信州と石井鶴三の関係は、大正13年に始まる彫塑講習会を通して、彼の全生涯を決定付ける。これは即ち、日本近代彫刻史の形成に果たした信州の教育会の役割の大きさを語る事実と言える。
本講演は、掛かる信州との関係を通じ、「造型美術としての彫刻」の真意を探究した石井鶴三が、荻原守衛らの彫刻が持つ近代性を超えて、キュビズムと称すべき「立体に始まる」造形法を見出し、さらには自身をも貫いて空間性にまで到達する様を、石井鶴三の作品の展開に即して語り出したものである。 |