浅山 慧
アサヤマ アキラ ASAYAMA Akira 所 属 札幌校 職 名 講師 |
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発表年月日 | 2024/09 |
発表テーマ | 時間的ランドマークが現在自己と未来自己のつながりに及ぼす影響――時間の捉え方を調整変数として―― |
会議名 | 日本心理学会第88回大会 |
主催者 | 日本心理学会 |
発表区分 | 学会発表 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 熊本 |
開催期間 | 2024/09/06~2024/09/08 |
種別 | 国際的又は全国的規模 |
発表者・共同発表者 | 湯 立, 浅山 慧, 長峯 聖人, 海沼 亮, 三和 秀平, 外山 美樹 |
概要 | 時間的ランドマークが現在自己と未来自己のつながりを弱め,現在自己と未来自己の間に対比を生じさせることで,望ましい未来自己を追求する動機づけが促進されることが示されている(Peetz & Wilson, 2013)。しかし,時間的ランドマークが現在自己と未来自己のつながりを弱めるという結果は,日本人サンプルにおいて再現されなかった(湯他,2023)。その理由の1つとして,西洋人と東洋人の時間の捉え方の違いが挙げられる(一川,2022)。西洋の人々は,時間を直線的に捉え,時間は過去から現在を経て未来に向かって一方的に進むと考える傾向がある。一方で,東洋の人々は,時間を円環の形で循環するものとして捉える傾向が強いと指摘されている(Abduloyevna, 2021)。時間の捉え方は文化や宗教によって影響されるが,グローバル化が進む現代の日本社会において,人々の時間の捉え方には個人差があることも考えられる。そこで,本研究では,日本人サンプルを用いて,時間的ランドマークが現在自己と未来自己のつながりに与える影響において,時間の捉え方が調整変数となりうるかどうかを検討した。 |