村山 幸一
  ムラヤマ コウイチ   MURAYAMA Koichi
   所  属   旭川校
   職  名   教授
発表年月日 2022/01
発表テーマ 酸性あるいは塩基性溶液を含有したpoly(NIPA)ゲルに関する研究
会議名 化学系学協会北海道支部2022年冬季研究発表会
主催者 日本化学会北海道支部
発表区分 学会発表
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 オンライン
開催期間 2022/01/25~2022/01/26
種別 地方的規模
発表者・共同発表者 久保基一・村山幸市
概要 高分子ハイドロゲルであるポリ-(N-イソプロピルアクリルアミド)(poly(NIPA)ゲル)は、一般的に下限臨界溶液温度(LCST)で劇的な膨潤転移を示すことが広く知られている。LCST以下の温度で、poly(NIPA)ゲルは膨潤するが、LCSTを超える温度では、ゲルは脱水して崩壊状態になる。このようなpoly(NIPA)の膨潤転移の挙動については,側鎖の疎水性イソプロピル基の水和-脱水によって引き起こされると説明されており,塩の添加によって大きく変化することも報告されているが,未だ不明な点も多い。
本研究では,poly(NIPA)に1価の酸(塩酸)あるいは塩基(水酸化ナトリウム)を添加し,膨潤転前の添加する酸・塩基溶液および膨潤後の溶出液に関してそれぞれのpH値を測定し,poly(NIPA)の膨潤転移の挙動を考察した。
その他参考事項 2021年度 旭川校化学ゼミ所属4年生の卒業論文内容に関する口頭発表