田口 哲
タグチ サトシ TAGUCHI Satoshi 所 属 札幌校 職 名 学長 |
|
発表年月日 | 2002/09 |
発表テーマ | Specific adsorption of borate and its effect on zinc underpotential deposition at Pt(111) in acidic media: in comparison with those of phosphate. |
会議名 | 53rd annual meeting of the international society of electrochemistry |
発表区分 | 学会発表 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | D?sseldorf, Germany |
種別 | 国際的又は全国的規模 |
発表者・共同発表者 | A. Aramata, A. A. El-Shafei, S. Taguchi |
概要 | ホウ酸塩およびリン酸塩種は,亜鉛イオンと一緒に実用的なNiまたはCrめっき浴溶液(ca. pH 3)に加えられる。ホウ酸とリン酸のpKaはそれぞれ9.24と2.15であるため,pH緩衝作用はホウ酸塩では期待できないが,リン酸塩では期待できる。上記のめっきのための亜鉛イオンの必要性はいまだ明確ではないが,Zn2+/Znの標準電位がNiまたはCrのそれよりもマイナスであるにもかかわらず,Znの電気めっき量がNiやCrよりも多いため,異常電析として知られている。亜鉛の効果を明らかにするものとして,我々は,亜鉛のアンダーポテンシャル析出(Zn UPD)が,PtまたはAu上のNiまたはCrの電着電位に対して正の電位で起こり,その特性は電解質溶液中のアニオンにかなり依存していることを見出した。さらに,リン酸塩の存在は,ハロゲン化物の添加によって抑制または影響を受けずにZn UPDを促進することを報告した。 |