田口 哲
タグチ サトシ TAGUCHI Satoshi 所 属 札幌校 職 名 学長 |
|
発表年月日 | 2005/12 |
発表テーマ | Facile formation of water-insoluble cyclodextrin/Nafion composite films on solid surfaces. |
会議名 | PacifiChem 2005 |
発表区分 | 学会発表 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | Honolulu, Hawai |
種別 | 国際的又は全国的規模 |
発表者・共同発表者 | K.Nakata, M.Sakamoto, M. Akiba, S.Taguchi, N.Yoshida, K.Shimazu |
概要 | 水不溶性ポリ-B-シクロデキストリン(ポリ-CD)/ナフィオン複合フィルムは,ポリCDとナフィオンの混合溶液を基板プレートに鋳造することによって容易に調製された。FT-IR測定では,50/50 wt%のポリCD/ナフィオン複合フィルムは,3時間以上水に浸した後,ガラスおよび石英基板上で安定していたが,純粋なポリCDフィルムは1時間以内に浸漬によってほぼ完全に溶解したことが示された。フィルムの安定性は,フィルムに浸漬されたp-NP溶液のUV-vis吸光度の低下から決定されたフィルムへのp-ニトロフェノール(p-NP)の包含量からも評価された。包含量の組成依存性は,フィルムが50重量%のCDまで安定していたが,フィルム中のCD濃度がさらに増加するにつれて安定しなくなったことを示した。この簡単な調製方法により,フィルムのCD含有量が50重量%を超えない限り,フィルムは水不溶性であった。これはおそらく,水溶性ポリCDと水溶性ナフィオン鎖のもつれによるものである。 |