(最終更新日:2024-10-23 11:11:16)
  能條 歩
  ノウジョウ アユム   NOJO Ayumu
基本情報
   所  属   岩見沢校
   職  名   教授
   所属講座   保健体育
   電話(D・I)   0126-32-0400
学位
1. 1998/03/25
博士(地球環境科学)(北海道大学)
2. 1986/03/25
教育学士(北海道教育大学)
関連リンク
   詳しくはホームページをご覧下さい。
所属学会
1. 2020/05~ 日本保育学会
2. 2019/10~ 日本保健科教育学会
3. 2011/11~ 日本自然災害学会
4. 2008/11~ 北海道体育学会
5. 2003/10~ 日本野外教育学会
6. 2002/10~ 日本環境教育学会
7. 2010/04~ ∟ 北海道支部幹事・運営員
8. 2013/03~ ∟ 北海道支部長
9. 2015/04~2021/08 ∟ 理事
10. 2016/09~2021/08 ∟ 代議員
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委員会・協会等
1. 2024/09~ 環境教育の取組に係る成果指標の検討に関する有識者検討会 委員
2. 2024/08/18~ 地学団体研究会 会長
3. 2021/04/17~ 今金町文化財保存活用地域計画策定委員会 委員
4. 2020/12/01~ 北海道環境審議会 委員
5. 2016/09/27~2021/06/19 一般社団法人日本環境教育学会 代議員
6. 2015/04/01~2016/09/26 日本環境教育学会 理事
7. 2014/09/01~2015/09/01 ゆうばり市民再生会議 アドバイザー
8. 2013/12/17~2024/03/31 公益社団法人日本シェアリングネイチャー協会 指導者養成委員長
9. 2013/10/01~ 北海道環境教育等推進協議会 副委員長
10. 2013/03/10~ 日本環境教育学会北海道支部 支部長
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現在の専門分野
教育学, スポーツ科学, 教科教育学、初等中等教育学
自然体験教育学, 臨床環境教育, 災害教育 (キーワード:自然体験教育学,自然解説,自然誌、災害ボランティア論) 
研究テーマ
1. 2012/04~  保健科教育における環境・災害教育関係単元の体験的学習法の検討 個人研究 (キーワード:保健体育科教育学、環境教育、災害教育)
2. 2012/03~  地域の自然を生かした自然体験教育の構築 国内共同研究 (キーワード:自然体験教育プログラム、臨床環境教育、指導者養成)
3. 2011/03~  自然災害ボランティア論 個人研究 (キーワード:初動ボランティア、低環境負荷、自然体験活動、装備、心構え)
4. 2009/04~  自然体験教育学 個人研究 
5. 2005/04~  臨床環境行動論 個人研究 
6. 2003/04~  臨床環境教育 個人研究 (キーワード:環境教育,実践研究,臨床教育学,パッケージドプログラム)
7. 1998/10~  環境・科学教育における自然体験学習 国内共同研究 (キーワード:自然体験,環境教育,野外教育,)
8. 1998/10~  北海道の地球環境変遷の解明 国内共同研究 
9. 1986/04~  自然災害教育 個人研究 (キーワード:自然災害、火山災害、地震災害、防災教育)
研究内容
地球環境問題に目を向けることが、一種の流行になっています。「地球に優しい」とか「環境を守る」というキャッチフレーズをよく目にしますが、今日の環境が、長大な地球史の最後の一ページであることが意識されることは少ないように見受けられます。46億年の地球の環境変遷の傾向を把握することなく、現在の状況だけをみて将来を予測するのが無謀なことは、自然災害のときに被害を増大させている“人災”をみても明らかです。私は、そうしたことを実際に自然とふれあう中で考えたり指導したりできる人をサポートするための自然体験教育のあり方と,自然体験教育そのものの体系化について研究しています.また,自然そのものを理解するために,北海道の過去数百万年間の環境変化を明らかにし、そこから得られた地球史のストーリーや教訓をどう社会に普及するかを考えたりもしています。そのために、過去の地球の環境の研究/毎年のこどもたちとの野外キャンプなどの自然体験学習/他団体の自然体験活動の現場への参加,等を通じ,現場で病気を研究する医者のような気持ちで,臨床環境教育にも取り組んでいます。
担当講義
<教養科目・教職科目>
自然科学入門Ⅰ,持続可能な社会づくりのための教育計画,教職論,自然,保健体育科教育法Ⅱ,教職実践演習,地域プロジェクトⅠ,地域プロジェクトⅡ,地域プロジェクトⅢ
<専門科目>
自然誌の読み解き,環境問題と科学,自然体験プログラム実習Ⅰ,自然体験プログラム実習Ⅱ,自然認識法実習Ⅰ,自然認識法実習Ⅱ,インタープリテーション,野山のフィールド経験実習Ⅱ,野山のフィールド経験実習Ⅲ,冬のフィールド経験,野外環境教育指導法Ⅰ,野外環境教育指導法Ⅱ,野外環境教育概論、野外環境教育特講,野外環境教育学演習Ⅰ,野外環境教育学演習Ⅱ

講義内容
「何のために科学や自然を学ぶのか」、そしてそのために「どんなことをどういう方法で学ぶのか」を考える時間を持ちたいと思っています。何かを実行するときに,何が適切かを判断するには目的論がしっかりしていなければなりません。環境問題の教育に関しては,教える側の科学的自然観がその目的論の重要なよりどころのひとつになります。そうした科学的自然観からみた環境問題の意義と興味深さを、環境教育・保健科教育・災害教育・情報教育・総合的な学習の時間などとの関連も含めて取り扱っています。「何のために勉強するの?」という疑問に答えられるような姿勢を持てることをめざし、自分が何かをやりたいと思ったときにその気持ちを「カタチ」にかえられるようになるための学びを提供できればと考えています。そして、離れつつある人と自然をつなぐための実践的環境教育を考えます。
著書、学術論文
1. 2024/10/15 論文  道徳における「生命の尊さ」「自然愛護」「自然への畏敬の念」の涵養
―自然体験による主体的・対話的で深い学び― 環境教育 34(1),53-60頁 (共著) 
2. 2023/07/12 著書  post-SDGs時代の環境教育学〜自然体験教育学の視程〜   (単著) 
3. 2023/03/31 著書  自然保育と環境教育・ESD   (共著) 
4. 2023/03/31 著書  第3章 幼児の保護者の自然観・教育観と過去の自然体験や学歴との関係ー日中の比較を通じた考察ー 自然保育と環境教育・ESD 62-93頁 (共著) 
5. 2023/03/31 著書  第4章 幼児の保護者の自然観 自然保育と環境教育・ESD 94-117頁 (共著) 
6. 2023/03/31 著書  第5章 自然体験を基軸とした園(森のようちえん)の保護者の教育観・自然観と園への期待ー一般園の保護者との比較からー 自然保育と環境教育・ESD 118-139頁 (共著) 
7. 2023/03/31 著書  第9章 自然保育指導案(日案)の作製におけるポイント 自然保育と環境教育・ESD 190-213頁 (単著) 
8. 2022/05 論文  命を守るカリキュラム・マネジメント〜教科をつなぐ減災教育〜 教室の窓(北海道版) 38,2-16頁 (単著) 
9. 2022/03 論文  環境教育プログラムによる「自然との一体感」や「畏敬の念」の獲得― ネイチャーゲームの効果研究に基づく考察 ― 環境教育 31(4),28-39頁 (共著) 
10. 2022/02 論文  自然の直接体験による癒し効果の検証 ― ネイチャーゲームによる回復感と自然に対する嫌悪感・親和性の変化 ― 北海道教育大学紀要. 教育科学編 72(2),353-366頁 (共著) 
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月刊誌、書評、報告集及びコラム
1. 2011/09 東日本大震災被災地における“ゼロエミッション・ボランティア活動”(環境報告書2010、4-7)
2. 2008/03 野外教育指導者養成の充実に向けて 自然体験学習指導者養成のあり方(平成19年度調査研究事業報告書,野外教育指導者養成のための研修プログラム,国立日高青少年自然の家)
3. 2007/03 5 有孔虫(札幌市大型動物化石総合調査報告書)
4. 2007/03 アクティビティ事例集 環境教育に関するアクティビティ(平成18年度調査研究事業報告書,野外教育指導者養成のための研修プログラム,国立日高青少年自然の家)
5. 2007/03 指導者養成標準カリキュラムの例 環境教育(自然体験活動)編(平成18年度調査研究事業報告書,野外教育指導者養成のための研修プログラム,国立日高青少年自然の家)
6. 2007/03 野外教育の必要性 環境教育的見地から(平成18年度調査研究事業報告書,野外教育指導者養成のための研修プログラム,国立日高青少年自然の家)
学会発表・講演
1. 2024/02 環境教育としての自然体験(令和5年度北の国・森林づくり技術交流発表会)
2. 2024/02 自然の直接体験による道徳教育ー「同年齢集団・異年齢集団」および「指導経験」による効果の違いー(2023年度日本環境教育学会北海道支部・北海道自然体験活動推進協議会合同フォーラム研究・実践発表会)
3. 2024/02 大学生の防災意識と意識を高める効果的な防災教育の方法(2023年度日本環境教育学会北海道支部・北海道自然体験活動推進協議会合同フォーラム研究・実践発表会)
4. 2023/11 環境教育学から自然保育学に期待すること(日本自然保育学会第8回大会)
5. 2023/03 学校教員の環境教育に関する理解度について(日本環境教育学会北海道支部研究大会)
6. 2023/03 自然災害による子どもの不適切なコーピングとPTG(心的外傷後成長)の因子の関係(日本環境教育学会北海道支部研究大会)
7. 2023/02 幼児期の環境教育について〜SDGsを指針として〜(JP子どもの森づくり運動「全国集会&研修会2023」)
8. 2022/03 印象に残る自然体験~五感の記憶から~(日本環境教育学会北海道支部研究大会)
9. 2022/03 自然体験を基軸とした園における保護者の自然観と教育観の関係(日本環境教育学会北海道支部研究大会)
10. 2022/03 生態系への理解度と自然との共生意識(日本環境教育学会北海道支部研究大会)
全件表示(98件)
外部補助金等
1. 2017/04~2021/03  ESDグローバルアクションプログラムに対応した理科の教育課程開発の日独共同研究 (基盤研究(B))
2. 2017/04~2020/03  ESD(持続可能な開発のための教育)の教師教育推進に向けた国際研究拠点の構築 (日本学術振興会研究拠点形成事業)
3. 2009/04~2010/03  水辺の環境教育センター整備事業(プロジェクトWET等教育サポートセンター開設事業) (国民的啓発運動部門)
4. 2008/04~2012/03  自然体験学習の指導者養成システムに関する総合的研究 (基盤研究(B)(一般))
5. 2005/04~2007/03  自然体験学習系環境教育の指導者養成カリキュラム策定に関する総合研究 (基盤研究B)
職歴
1. 1986/04~1990/03 北海道虻田高等学校 その他(教員)
2. 1990/04~1993/03 北海道檜山北高等学校 その他(教員)
3. 1993/04~1998/09 北海道瀬棚郡今金町教育委員会 社会教育課 その他(教員以外)
4. 1998/10~2005/03 北海道教育大学 岩見沢校 助教授
5. 2006/04~ 北海道教育大学 岩見沢校 准教授
6. 2012/04~ 北海道教育大学岩見沢校 教授
資格・免許
1. 高等学校教諭普通免許状一種(理科)
2. 小学校教諭普通一種免許状
3. 中学校教諭普通一種免許状(理科)
4. 博士(地球環境科学)
5. 博物館学芸員
社会における活動
1. 2023/07 分科会④【幼児の自然体験】子どもと分かち合う自然保育
2. 2023/04~2024/03 環境教育・環境保全活動に関するプログラム実践講座 (総括コーディネーター・講師)
3. 2023/01 環境教育としての自然体験〜自然体験の重要性〜
4. 2023/01 生物多様性教育に必要なこと
5. 2022/12 ネイチャーゲーム講座講師養成講習
6. 2022/12 自然体験の効果と意義ー欠乏・欠落がもたらすものー
7. 2022/10 あそんで学ぶSDGs〜見る、聞く、さわるネイチャーゲーム〜
8. 2022/10 今金町子ども自然教室
9. 2022/08 札幌市教職員専門研修「環境教育基礎講座」/環境教育の基礎〜こどもと共に学べるSDGsワークショップ〜
10. 2022/07 自然体験で得られるもの〜最新の研究から〜
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世界遺産の知床岬で子どもたちと歩く羅臼町の事業では,すばらしい夕日に出会うことができます.
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学生実習でヒマラヤトレッキングにいきました.「筆舌に尽くしがたい」世界が広がっていました.
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自然体験学習はちょっとした工夫で自分の感覚を研ぎすませ,自然と一体感をえる活動です.
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トイレも水場もない山中でのキャンプ実習です.「自然との共生」とは何かを考えさせられます.